コラボレーションの場所

Tombola House, © James Newton© James Newton

イギリスのサンダーランド、ウェア川沿いの歴史あるウォーターフロントに位置するTombola Houseは、従業員満足度、快適さ、柔軟性を念頭に設計されました。イギリスを含むヨーロッパ最大のゲーム会社Tombola(トンボラ)は1999年創業以来、ローズラインビルディングという建物に入居しています。その建物はかつて1700年代の倉庫で造船所や多くの工場に隣接していました。その事業拡大につれ、いまやヨーロッパ全土に500人以上の従業員を抱えるまでに成長しました。現在の目標のひとつは、いかに有能な人材を確保し続けるかということで、その戦略として才能を魅了する革新的なワークプレイスの構築が緊急課題でした。

Tombola House, © James Newton© James Newton

このプロジェクト着手にあたって、そのビジョン構築のために協力を仰いだのが建築設計事務所、Ryder Architecture(ライダー・アーキテクチャー)でした。「私たちはTombolaのCEOやチームと協力し仕事上のニーズを把握し、変革への道筋をたてました。」と同事務所のシニアアーキテクトのロニー・グラハム氏は語ります。課題は、外観はいまも周囲に残る工場跡などの歴史的建造物などからインスピレーションを得ながら、内装は完全に現代的にすることでモダンな雰囲気を醸し出すワークプレイスを創造することでした。現在のオフィスニーズを満たすためには、個々がひとりでじっくり仕事をこなすためのスペース、コラボレーションやグループワークのためのエリアなど多彩でかつ柔軟性があること、そして何よりも魅力的なカフェスペースが不可欠でした。

Tombola House, © James Newton© James Newton

「私たちは、いつの時代にも人を引きつける素材、つまり石やスチール、ウッドやガラスといった要素をふんだんに使ってオープンなコラボレーション空間を設計しました。新たな試みは、カジュアルなオフィスカルチャーと同社の伝統的な企業風土や慣習をいかにバランスよく保つかということでした。あらゆる建築的表現は周囲のスペースと連携しながら機能します。現代のアジャイルなスペースを創造するには、あらゆるスペースを意図的に計画し、人同士が偶然にすれ違う機会やアイデアの交換を意識的に仕掛ける必要があるのです。」とグラハム氏は説明します。

Tombola House, © James Newton© James Newton

同スペースのインテリアデザインの肝は、そこでのユーザー体験を高めることでした。1階の広々としてアトリウム、カフェやレストラン、ジム、プレゼンルーム、コラボレーションスペースなどをソーシャルハブとして捉え、様々な集会やアイデアの共有、セミナー、ちょっとしたミーティング、ネットワークイベント等で利用できるようにしました。中央階段を上がると広々とした執務空間につながり、広さはイギリスのオフィスの一人当たり占有面積10平米を遥かに超えるものでした。

Tombola House, © James Newton© James Newton

建具と家具などのインテリアに関しても当プロジェクトの建築意図が反映されることが重要でした。Ryder Architectureは、Ward Robinsonと密接に連携し、控えめな優雅さとエレガントさが評判のArperの家具Nuur(ヌール)とSteeve(スティーブ)をスペース全体に配置しました。家具のダイナミックさは、クリエイティブな空間には不可欠で、窓からの川の景観と自然の中に佇むモダンな構造空間の構築に貢献しています。「重要なのは柔軟性です。ウォーターフロントという立地を生かし、ブレイクアウトセッションやミーティング、イベントなどのさまざまな活動エリアとして流動的に機能します。」とロビンソン氏は語っています。

Tombola House, © James Newton© James Newton

当プロジェクトのチームのコラボレーションは、空間構造に見事に反映されました。トンボラのCEOのPhil Cronin(フィル・クローニン)は、プロジェクトの成功は建築家が掲げたビジョンによるものだと称賛しました。「Ryder設計事務所が成し得たものとは、柔軟性に富み、刺激的かつ働く意欲が湧く環境の中でチーム力を強化できるタイムレスなアイコン的建物を築いたことです。」また、主任建築家のグラハム氏は、その成功はプロジェクトに参加した全員の努力の賜物でもあるとも述べています。「トンボラハウスは、クライアントと設計チームの緊密な連携とコラボレーションの成果として最終的にシンプル構造と細部にわたる建築表現を生み出しました。」

ロニー・グラハムは、2000年にRyderに入社、2017年から経営パートナーである。現在、オフィス向けブリティッシュカウンシルと契約し、オフィスデザインの開発に従事。理事会のヘッドウェイアーツ議会の議長に就任。 主要プロジェクトには、Tombola House、Thirteen Group 本社ビル、Ashington Leisure Centre and Cooper’s Studiosなどがある。 現在は英国を拠点に活動中

常に最新情報を入手!
製品やイベントに関する新着情報
ストーリーなどをお届けします。

Arperアプリのご紹介

Arperアプリをタブレットにダウンロードして、Arperの世界をご堪能ください!

当社のホームページをより快適に閲覧していただくために、当サイトではクッキーを使用しています(サードパーティのものを含む)。このまま閲覧を続けますと、提示された使用条件に従ったクッキーの使用に自動的に同意することになります。詳細をご覧になりたい場合およびお客様のクッキー使用に関する設定を変更したい場合は、当社のプライバシー規約をご参照ください。