カルチャー

バルディズ・ボウルチェアのマニフェスト

23 November 2013
バルディズ・ボウルチェアのマニフェスト

ロンドン、2012年:キュレーターのNoemi Blager、キュレーターのNoemi Blager、映像作家のTapio Snellman、そしてアーティストのMadelon Vriesendorpによるクリエイティブなコラボレーションの結実と、Arperの協賛により、製品だけでなく、真の自由思想家と言われるイタリア生まれの建築家とその豊かな創造性を称える「Together(トゥギャザー)」。

なぜArperは、バルディズ・ボウルチェアという有名なアイコンの新しいバージョンを再現し、生産するために、THE INSTITUTO LINA BO E P.M. BARDIとパートナーシップを結んだのでしょうか?

それは非常にシンプルで、私たちは同じ価値観と理想を共有しているからです。私たちは、デザインが意味のある対話のツールであると信じています。

1951年、リナ·ボ·バルディ(Lina Bo Bardi)の母国であるブラジルで誕生したボウルチェアは、彼女の多彩なスタイルのアイコン的存在です。リナ·ボ·バルディは、工業生産の世界とユニークなサンプルとしてのオブジェのバランスをとりながら、柔軟な構造を持ちながら、同時に普遍的で本質的なフォルムを持つボウルチェアを思い描きました。しかし、ボー·バルディのすべての作品同様に、この作品の主な特徴は、人とモノとの相互作用にあります。

© Marco Covi

これらは、Arperが各コレクションに求めるクオリティです。私たちは、日常の中で、自分の考えや意見を表現しながら使うことができるような、楽しさと表現力を大切にしています。私たちは、デザインが対話や共鳴のための不可欠な存在であり、形と機能、企業とその顧客、あるいは私たちが生きている現実と理想の自己との間の対話の担い手であると信じています。私たちは、デザインは過去と現在をつなぎ、本当に大切なものを思い出させてくれる重要な手段であると信じています。リナは、標準化とは、シンプルで感性に訴え、生き生きとしたシステムを作り、ポテンシャルを生み出すことを意味すると考えていました。私たちも同じ意見です。

ここに、そして、リナ·ボ·バルディのボウルチェアがあります。

© Marco Covi