
2005年に我社では、業界では率先して環境政策の展開に専ら取り組むためのチームをつくりました。そして品質、安全、環境管理関連の主な国際認証を取得し、今日の家具業界全体に有効なガイドラインの定義に貢献しました。
2007年より、製品シリーズの一部にライフサイクルアセスメント(LCA)を適用し、原料の選択から製造、輸送、さらには使用と廃棄に至るまでの各段階を分析しました。
2009年に、コンサルタント会社「2B」とのコラボレーションにより、スウェーデンの国際EPDシステムのための製品カテゴリールール(PCR)、つまり家具およびデザイン業界の企業のための製品認証の取得基準を作成しました。この基準は公認され、今日なお当業界全体に有効であり、製品の環境保全認証を取得するために不可欠なものです。
持続可能性は、当社にとって現実的な課題なのです。このような理由から、生産チェーン全体を取り込んで、製品のライフサイクルの最初から最後まで、製品が環境へ与える影響を最小限にとどめるよう努めています。
今日では、当社の製品の大部分が品質的にも持続可能性においても国際的に認められた幅広い基準を満たしています。
過去数カ月で当社ではさらに2つの重要な目標を達成しました。


Arper はチェアおよび家具製品カテゴリーにおいて、イタリア国内では初めて、ヨーロッパ圏内では2番目に、スウェーデンの認証規格に基づいたEPD環境プロセス認定を取得した企業です。 Arper が取得したプロセスEPDは、製造業者の環境宣言の構想を練るプロセス自体を認定するものです。 プロセス認証のおかげで、今日 Arper では製品EPDを自立して作成することができます。
EPD®(環境製品宣言)は、環境に関する情報を自主的に開示するためのツールで、これを通じて製品がそのライフサイクル全体(原料の採取から輸送、使用·廃棄の段階に至るまで)を通じて環境へ与える可能性のある影響についての情報を会社が宣言するものです。 サードパーティの適合性認証機関が環境製品宣言の検証を行い、有効性を確認し、情報の完全性、網羅性、真実性を証明することにより、会社が開示した情報が客観的に評価されたことになります。そのため、EPDを作成するには、製品カテゴリーに特化したガイドライン(PCR)に基づいて、ひとつひとつの製品の環境へのインパクトを分析するLCA(ライフサイクルアセスメント)の研究を展開する必要があります。
「プロセスEPD認証の取得は、自社の製造·企画プロセスへの持続可能性の統合に常に取り組んできた我社にとって、もう一つの新たな目標となりました。市場からは環境への環境と自覚が高まりつつある気配が感じられます。地球の資源保護のための企業からの貢献が期待されています。ですから、Arper としては、このような方向で努力をさらに強化していくつもりです。」 Arper 会長、クラウディオ·フェルトリンは、こう述べました。


Arper は、国際認証であるFSC®認証を取得しています。この認証は、独立第三者である Forest Stewardship Council (森林管理協議会、FSC-C148360)が発行し、木材およびその派生製品の最大のトレーサビリティを保証するものです。その検査の対象には、森林から消費者に至るまで、原料がたどる全行程(いわゆる監視チェーン)が含まれます。


この認証は会社が仕入れる木材と販売する木材の両方に適用され、生産チェーンの全過程を通じて疑義のある供給源(例えば不法伐採や出所の不明なものなど)の木材が一切使われないことを保証するものです。 FSCは、森林およびプランテーションの責任ある管理を推進するための国際的公認組織です。


認証と Arper の環境アプローチの詳細については「持続可能性」のセクションをご覧ください。