Arper Design Stories
How can a business contribute to 'designing a more sustainable world'?
2001年に発表されたArper不朽の名作Catifa 53は、この度、Catifa Cartaとして刷新されました。業界内で高まるサステナビリティへのニーズを念頭に今日の企業の社会的責任を果たす循環型モノづくりの代表作として、「持続可能な暮らしプロジェクトとは何か?」という問いに応えるものです。
Catifa Carta は、繊細な曲線を活かしたデザインで既存の価値観を超えた新たな未来を提言しています。それは単なるチェアではなく、サステナビリティとイノベーション創出へのシンボル的存在として、デザインの可能性を広げ、造形美と機能性、環境への責任がシームレスに共存できることを証明しています。
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Get Inspired29枚の木質シートを層にして天然樹脂で接着したペーパーシェルは、製品のライフサイクル全体を通してCO2を吸収するという樹木の特性を生かすことで環境に及ぼす影響を劇的に軽減しています。
Catifa Cartaは、CO2排出量を最小限に抑えるだけでなく、資源を捨てずに循環させるという設計方法を実践しています。
チェアのシェルは、熱分解処理によって生成される炭化物であるバイオ炭に変換。CO2放出を抑えながら土壌改良や生物多様性を支える資源循環の仕組みを実現しています。
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PaperShell社とは?
PaperShell社は、2021 年に誕生したスウェーデンのスタートアップ企業。気候変動への解決策と持続可能な資源管理は自然界にあるという強い信念をもとに、アンダース・ブライトホルツ(Anders Breitholtz) とマチュー・グスタフソン(Mathieu Gustafsson)の2人で創設されました。
素材としてのPaperShellとは何ですか?
PaperShellとは、クラフト紙をバイオバインダー (再生可能で植物由来) をベースに層を重ねながら圧縮してつくられたまったく新しい複合材で、その製品名は社名と統一されています。同素材は非常に頑丈で耐久性があるため、チェアのシェルだけでなく、電子機器、自動車、スノーボードなどの部品にも使用されます。PaperShell は、CO2を吸収し、固定するという樹木の特性を生かすことで環境に及ぼす影響を劇的に軽減しています。PaperShell 1 キロあたりの炭素隔離・固定量は約 1.5 キロのCO2 に相当します。つまり、PaperShellは製造プロセス中に放出されるより多くの CO2 を隔離・固定する炭素吸収源とも言えます。
最終的に製品としてどう耐久性を高めたのですか?
熱や圧力、湿度など多様な方法を駆使した成形プロセスを経て最終形を生み出しています。 PaperShell素材は、Catifa の象徴的な三次元シルエットに不可欠な強度と快適さを提供しています。
製造工程においてもサステナビリティを実現していますか?
PaperShell生産に使用される紙はクラフト紙です。スウェーデンの木材生産の残渣と、おがくず、チップ、枝などの木材副産物から作られており、その後パルプに加工され、PaperShellが生産されるため、従来のように製造に木が伐採されることはありません。 現在は材料に未使用の木材廃棄物を使用しており、将来的には再生紙や代替資源を組み込む可能性も検討されています。 水や電気の消費量の詳細は、PaperShell社のウェブサイトからPaperShell LCAをダウンロードしてくださ
FSC木材の代わりにペーパーシェル素材を使用するメリットは何ですか?
2 つの異なる側面があります。FSC は持続可能な森林活用や保全を認証するものですが、PaperShell素材 は CO2の固定化を目標としており、一方が他方を排除するわけではありません。実際のところ、原材料 (クラフト紙) は FSC 認証を取得しており、PaperShell素材 は現在認証プロセスの最終段階にあります。
紙を圧縮するために使用される接着剤の種類は何ですか?
シェルは接着剤を一切使用せずに作られています。それぞれの紙シートは水と植物由来の接合剤を染み込ませてカタチづくられており、シェル構造体と環境負荷軽減の両方を実現しています。
製品寿命後はどう処理されるのでしょうか?
製品寿命終了時の処理は、PaperShell素材内の炭素をいかに最大限に活用しながら再生するかが鍵となります。 PaperShell素材は従来の焼却に代わる持続可能な代替手段である熱分解プロセスで再生されます。この燃焼プロセスは無酸素状態で行われるため、従来の焼却プロセスでのCO2 の放出を抑え、その代わりに熱分解によってバイオ炭と呼ばれる炭化物を生成します。
バイオ炭は最大 90% の炭素で構成されており、CO2 を効果的に閉じ込めて大気中への放出を防ぎます。バイオ炭に貯蔵される炭素 1 トンにつき約 3.67 トンの CO2 が大気中に放出されるのを防ぐことが科学的に証明されています。 バイオ炭は炭素を固定するだけでなく、土壌改良にも役立つと同時に従来の焼却方法と比較してCO2排出量を大幅に削減します。 実際、排出量削減への方法としては2つあります。1つはプラスチック製造における化石燃料の使用の回避、もう 1 つは CO2 を固定して地中に貯蔵する機能です。 これらに加えてもう 1 つの重要な側面は、従来の土壌改良製品の生産時に発生する排出量の削減です。
将来、同素材が他のコレクションに使用される予定はありますか?
PaperShellとのパートナーシップは、CO2排出削減と持続可能な製品開発に向けての当社の取り組みを加速させました。Catifa Carta は、この取り組みを前進させる最初の一歩であり、この環境に優しい素材の使用を既存製品はもちろん、将来の製品まで幅広い範囲に拡大することを目指しています。
Catifa Carta の価値の中核となるのがペーパーシェルです。責任あるビジネス慣行の確立を目指し、循環型経済への移行を目指す当社の取り組みを体現する注目すべき素材です。 ここに、私たちが住む世界をデザインするという目標を掲げ、材料選定から製品寿命時までの製品ライフサイクルのあらゆるステージにおいて同コレクションを推進する重要なデータと具体的なメリットを記載します。
当社は、PaperShellを製品に採用した家具デザイン業界初のメーカーである。
1kgのPaperShellは約1.58kgの CO2 に相当し、大気中への放出を回避する。
製品寿命後の徹底した管理体制によって、1脚あたり1.94 kg のCO2 生成と放出を防ぐ。
製品寿命後の廃棄処理を従来の焼却から熱分解にすることでCO2 生成を最大 52% 削減する。
How can we redefine beauty through circularity? In this episode we explore how the application of PaperShell to Catifa Carta is setting a new standard for circular design in the industry.