Arper at the Royal College of Surgeons

© Donal Murphy

1784年に設立されたアイルランドのダブリンにある王立外科医学院(RCSI)は、トップレベルの教育機関として200年以上にわたり医療従事者を育成してきました。建築家ヘンリー・J・ライオンズ氏の指揮で2017年に完成したRCSIビルは、21世紀の近代的な医療キャンパスとして再構築され、60か国以上から集まった大学院生や学部生の教育と実践の場を提供しています。

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このプロジェクトの目的は、歴史的都市の境界線と制約の中でその既存の密集した場所を広げることでした。その方法として10階建て建物の高さをそのままに地下空間を拡張することにしました。地下4階まで広がった建物は、今日のニーズに応えるために新たに図書館、講堂、スポーツ施設などを追加し、独立したアトリウムを2箇所に設けることで空間に明るさと開放感を生み出しました。

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また、このプロジェクトは、これからの学生たちの学習方法を支援する模範モデルとしての役割も担っています。「今日の学生は、ひとりでフォーマルな環境で勉強することに慣れていません。

むしろ、カフェでグループ学習をしたり、モールでノートを交換し、iPadで教科書を暗記したり、ヘッドフォンをしながら学習しています。この建物はこういった学生のニーズを受けてさまざまな選択肢を提供するよう計画されました。学生はフォーマル、カジュアル両方の環境の中で個々に静かに勉強に没頭したり、グループで討論、交流したりしながら学習することを望んでいるのです。」

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空間に対するこうした多様なニーズに応えるために、デザインと機能の両面を満たす家具としてライオンズ氏が選択したのがArperの家具でした。オープンな通路に配置されたのが落ち着きを与えるCatifa(カティファ)チェア、図書館の縦に伸びる回廊にはColina(コリーナ)チェアが配置され人々の交流を促します。

静寂と集中力が必要とされるエリアでは、ハイバックのアームチェアを採用することで学生はプライバシーを確保しながら快適に学習に集中できます。「すべてのトレーニングスペースは、学生の学習体験を最大限に高められるよう慎重に検討、スペックされました。その結果生まれた多様性の高いスペースは、医療教育の複雑なニーズをサポートし、学生同士の交流を促し、優れた医療従事者になるために必要な社会的、人間的スキルの向上を促進しています。」

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また、機能に加え、サステナビリティへの配慮も当プロジェクトにおける重要事項でした。この建物はLEEDゴールド認証取得に向けて適切な対応策が講じられました。例えば、厳選した建築資材の採用で太陽光による温度上昇や空調への依存を低減、雨水貯留システムによって水消費量を40%削減、さらに自然光を戦略的に使用することで電気消費量を削減するなど、これらすべての対策が持続可能な建物の実現に役立っています。

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また、RCSIは、施設内及び周辺の地域コミュニティ両方に与える影響も慎重に考慮しました。地域コミュニティの人々を建物見学ツアーやカルチャーナイトへ招待することで地域に溶け込むよう努めました。各部署を1つの建物内に集結、連結させることで、以前は困難だった部門間の交流を容易にしました。設計デザインや家具の選択、そして環境への配慮などこうした綿密な計画が医療教育の未来に向けた新たな模範モデルを誕生させました。

Henry J Lyons Architects(ヘンリー・J・リオン・アーキテクト)は、 ダブリンとコークに拠点を置く建築設計事務所。 創設100年以上を誇り、オフィス、店舗、ホテル、教育現場、住居など幅広い建築に携わる。建築、インテリアデザイン、マスタープランの立案、遺産プロジェクトなど広範囲にわたる専門知識で数多くの受賞歴を持つ。

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