Cosmote TV HW and StudiosにおけるArper

28 September 2020
Cosmote TV HW and StudiosにおけるArper

アテネのCosmote TV本社およびスタジオはロンドンの建築事務所 LC Architects が設計を手がけた革新的なデザインの建物です。そのコンセプトは絶え間ない情報の流れと現代のメディアにインスピレーションを得たものです。

 

テレビ通信会社Cosmote TVの本社の新社屋は、オープンスペースが特徴的で、高度な技術要件を満たす設計となっています。以前工場だった建物を異種の仕事が混在する環境と最新鋭のテレビスタジオとを効果的に組み合わせて社屋に作り変えたものです。

この建物は本来あちこちの場所に散在していたさまざまな部署を一か所にまとめて、仕事場の観念を象徴しチーム間で協働できる場所をつくることを狙いとして作られました。

 

建物の中心部にあるのは「ザ·プラザ」と称する広々としたアトリウムです。最新世代の音響設計の天井が特徴で、アトリウム内の家具は全てArper のLoop、Colina、Dizzie、Pixコレクションの製品です。社員やビジターが交流したり協同作業を促したりする柔軟性に富んだ空間です。

Arper at Cosmote TV HQArper at Cosmote TV HQ
© LC Architects
Arper at Cosmote TV HQArper at Cosmote TV HQ
© LC Architects

建物の中央部にブリッジがあり、経理·総務オフィスとテレビ番組の制作専用のクリエイティブな空間を結んでいます。こうして空間的にも繋がれた感覚をつくり、さまざまなチーム間の交流とチーム精神を支えます。ArperのColina、Dizzie、Pixコレクションのフレキシブルな性格、色使い、ソフトなアプローチは、この環境に見事にマッチします。

Arper at Cosmote TV HQArper at Cosmote TV HQ
© LC Architects
Arper at Cosmote TV HQArper at Cosmote TV HQ
© LC Architects

社屋内のあちこちに配置されたインフォーマルな雰囲気の仕事場はSaari、Dizzie、Pixコレクションの家具でまとめられており、空間のクオリティが増幅しています。

 

LC Architectsによる本プロジェクトの中核にあるのは、個々の人間の行動や感情を形成するうえでデザインが大切な役割を果たすという考え方であり、人間を中心に据えた有機的な形の探求によりプロジェクトが実現されています。

Arper at Cosmote TV HQArper at Cosmote TV HQ
© LC Architects

LC Architectsの共同設立者兼所長のエルミス·カルヴァツィスはこう語ります: 「空間は、その広さ、構造、色、比率、相互作用などを通じて感情に働きかけます[...]これらの要素はどれも空間を豊かにし、そこにいる人々が自分の気持ちや考えを表現したり、リラックスしたり、働いたり、遊んだり、学んだりしやすい環境をつくります。」

 

いつでも時代の感覚にしっくりと合い、(さらに)ソフトな性格が特徴のArperの家具を選択したことは、建築家たちが想定したプロジェクトを実現するうえで決定的なことでした。

 

LC Architectsのもう一人の共同設立者兼所長のナタッサ·リアノウは、こう語っています: 「Arperのシンプルなデザインこそが空間をタイムレスなムードにまとめ、プロジェクト全体の総仕上げ役を果たしているのです。」

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Credits

建築家: LC Architects

写真: Nikos Daniilidis | Courtesy of LIANOU CHALVATZIS ARCHITECTS

製品: Colina, Dizzie, Loop, Pix, Saari